ものづくり 補助金を活用したHP「親孝行タクシー®登録サイト」の開設に寄せて

ご挨拶

時下ますますご清栄のことと大慶に存じます。
この度「 高齢者の事故防止による免許返納後の足の確保」を目的と 致しまして、 「 親孝行タクシーを」考案致しま した。
親孝行タクシーは、高齢者の事故防止を図る画期的な事業とし て熊本県知事より 、中小企業経営強化法第 8条第1項の規定による「 経営革新計画」として承認されまし た。

その後全国中小企業団体中央会より、 所謂「 も のづくり 補助金」の交付が決定したところであります。
そして「 親孝行タクシー」は特許庁より 商標登録証を授 かり 全国で唯一「 親孝行タクシー」を名乗れる事となりました。
高齢者の事故防止が叫ばれる現在、 「 高齢者の 免許返納」が事故防止の有効な手段であると 考え、親孝行タクシーによる活動を持続可能な取組として、熊本県 から全国に情報発信するものであります。
これを機に是非ご賛同頂ける全国のタクシー会社の皆様と共に、高齢 者の事故防止に取り 組んで行きたいと考えるものであり ます。
さて親孝行タクシーとは高齢者を親に持つ子供たちが親のタクシー代金の一部を負担するもので、 事前に親と 子供の支払い割合を決め、 例えば親が3割 、 子供が7割 と 言つた具合に、 「 親孝行タクシーチケット」を発行し 、 運賃が1000円 の場合は親が300円 の現金を支払い、残り700円 を子供さんに請求するというものであります。

また最近では定額支払も希望さ れるところがあり、親はいつでも一定の200円 とか300円 とか決めて、残りを 子供が支払うというよう なものも出 てまいりました。
これによリタクシー代に対する親の負担は軽減され、また 自治体の負担も無く、タクシー会社の負担も無いという のが、親孝行タクシーの大きな利点であります。

もう 一つの利点としましては、免許返納者の社会参加を促進するというものであります。
東京大学大学院 新領域創成科学研究科 鎌田 実教授は2019年東京交通新聞の新春論壇において、「 返納後の足の確保が充分で きないと閉じこもり がちになりQOL(生 活の質)低下・認知症進行が ,心配さ れる。以下省略Jと 説かれていま す。

免許返納が事故防止に繋がっても、社会参加の足が遠くなれば、体力の低下や認知症等の発症などは財政厳 しい地方自治体にとっては、医療費・介護費の高騰につながる懸念は拭い去ることはできません。健康でいつま でも住み慣れた地域で暮ら すためには、社会参加があってのことだと 思いますし 、そのための足の確保は重要な 取組だと思います。
このように、親孝行タクシーは社会問題となっている高齢者の事故防止に本腰を入れて取り 組み、この取り 組みの輪が全国に広がることを願つています。
とにかく 急がなければ、高齢者の事故に歯止めを 掛けら れません。

全国のタクシー会社に呼びかけ、賛同頂ける会社に協力頂くしかないのです。
親孝行タクシー の取り 組みを知つて頂くこと、この取り 組みを知らなければ存在しないのと同じ で、存在し ないことは事故防止 に繋がらないということであります。
どう やったら 全国に広がるのだろう かと考えた末に出たのが「 ふるさと 納 税」の ネット ワークに参加することです。
全国の自治体が取り 組んでいるふるさと 納税サイト に、 「 親孝行タクシ 補助券」を返礼品に採用し て頂くことによって、全国の事業者に少し でも日に触れる機会を作ることになるので す。

賛同頂けた会社のふるさと 納税サイト ヘの登録は当社が代行いたします。
「 全国のタクシー会社の営業マン」として何かお役に立ちたい、色々なアイデアを出し、タクシーの明るい未来になればと 考えています。
まずは「 親孝行タクシー全国会のトビラ」からご入会下さい。全国会の会員として、今に満足せず、考えら れ る色々な事業を一緒に始めよう ではありませんか。
話題の少ないタクシー業界から、しかも地方から全国の方々 と共に存在をアピールいたしましょう 。

令和元年 吉日

つばめタクシー株式会社
代表取締役 北 昌二郎